広告の生成から受け入れるデマンドの設定を一元的に管理できるようになりました。
枠、タイプ、サイズ、密度(広告同士の距離)、プレースホルダ、自動更新の条件、Viewability予測、独自のデマンドパートナーの設定までをUI上で定義可能になります。
レイアウトページにアクセスするには、 Inventory Management > Layoutsの順にアクセスしてください。以下赤枠部分です。
レイアウトページには、お客様のすべてのドメインの広告レイアウトが保存・管理されています。
💡Default Layoutは、ウェブサイトに割り当てられたデフォルトの広告レイアウトです。Default Layoutを削除したり、無効化したりすることはできません。Default Layoutの詳細を設定していない場合、この設定では何も配信されません。
レイアウトの作成:Standard Layout
レイアウトのタイプを選択
右上の「Add Layout」ボタンから、作成する広告レイアウトの種類を選択します。
- Layout - 標準レイアウトを作成します。
- A/B Test - 複数の広告レイアウトを作成し、互いのパフォーマンス比較が可能です。
- Conditional Layout - リアルタイムのページパラメータ/イベントに基づいてレイアウトを作成します。
上記3点いずれかをクリックすると以下のようなメニューが現れます。
新しいレイアウトを適用するサイトとデバイスの種類を選択し、"Configure "を押して設定ページに進みます。
レイアウトの編集
レイアウト名の入力
命名規則の推奨:サイト名_セクション名_トラフィックの種類_シナリオ
例:DemoSite_In-line-ads_Mobile_HighDensity
ターゲティング
新しいレイアウトのターゲティング(どのシナリオにこの広告レイアウトを適用するかを定義すること)を選択することによって設定します。
国名 - 特定の国をターゲットにしたり、除外する国を除くすべての国にレイアウトを適用することができます。
*上記スクリーンショットのレイアウトは選択された2つの国にターゲットされます。(この2つの国からのトラフィックのときに表示するレイアウト、の意)
URLs - あなたのドメイン内の特定のURLにレイアウトをターゲットにすることができます。サイト全体に広告レイアウトを適用する場合はサイトのドメインを、特定のURLに適用する場合はURLを入力してください。例:mysite.com/news
トラフィックソース - 特定のトラフィックソースにターゲットを絞ってレイアウトを設定することができます。
例えば、SNSなどから来る忠誠度の低いユーザー(一見さん)には、より「アグレッシブ」な広告レイアウトを設定する、等に利用します。
クエリパラメータ - サイト構成やユーザーの行動に基づいて、さまざまなシナリオを表す特定のパラメータ, Key-Valueにレイアウトをターゲットにすることができます。
オペレーションシステム - 特定のオペレーティングシステム(OS)にレイアウトを適用することも、すべてに適用することもできます。
設定例
*上記スクリーンショットでは、オーストリアを除くすべての国、サイトのドメイン、すべてのオペレーティングシステム、が含まれています。
広告タイプの選択
レイアウトのターゲティングが完了したら、実際に含まれる広告タイプを選択し、設定する必要があります。このプロセスは、各広告タイプごとに繰り返し実行が必要です。
上記メニュー内で4つの広告タイプのいずれかを選択すると以下メニューに遷移します。
各広告タイプは、複数の枠を含むことができます(例えば、記事の段落の間にいくつかのIn-line Ads) - 設定は、一度に枠の範囲に対して行うことができます。そのためには、「Add Placement」を押してください。
Add Placementを押すとこのようなメニューが表示されます。
General Configuration
Type - Ad UnitをBrowsiで作成するか、Browsi APIを利用して現在のものを使用するかを選択します。
※APIを選択すると、以下のようにAd Unitの識別方法(IDタイプ) - placement IDまたはAd Unit (xxxxx/yyyyy)を定義するよう要求されます。
Location Type - 広告の位置がBrowsiのスマートエンジンによって動的に作成されるか、固定位置で作成されるかを選択します。Fixedを選択した場合はxpathを設定することで場所を指定します。
Placements - この広告タイプの下に作成される枠の数と、以降設定が適用される枠を定義します。
Placement Configuration
Ad Sizes - この枠で配信する広告のサイズを選択します。
Browsi In View refresh - Browsiのインビューリフレッシュ機能を有効にするかどうかを選択します。有効にする際は秒数をmsec単位で指定してください。以下例の場合は30秒ごとにリフレッシュ、という意味です。
Viewability Prediction - Browsiのビューアビリティ予測スコアをKey ValuesでGAMに送信するかどうかを選択します。
Provider Configuration
このセクションでは、上記で作成・設定した枠のデマンドパートナーと入札者を設定することができます。
設定したあとは、反映のために右側の "inactive "ボタンを "Active"に切り替える必要があることに注意してください。
GAM (Google Ad Manager)
GAMのAd Unitを以下の例の通り入力ください。
例:123456/MySite/Homepage/Leadboard_1
Header Bidding
Timeout - 入札を待つ最大時間(msec単位)を設定します。
+Add Bidder - このメニューを押下したあとにリストからBidderを選択し、そのパラメータを定義します。各Bidderには固有の識別子(Placement ID等)があり、選択すると自動的に以下のように関連するフィールドが表示されます。これらのパラメータについて不明点がある場合は、各Bidderのご担当者様にお問い合わせください。
Header Biddingを「Activate」に設定すると、GAMの方も自動的に「Activate」になります。
APS (Amazon Publisher Service)
タイムアウト秒数(msec単位), Publisher ID, Ad Server, Slot nameを入力ください。
Custom
カスタムデマンドソースを追加すると、特定のポジションに任意のタイプのスクリプトを追加することができます。通常、このオプションは、標準のデマンドリストには無いデマンドをご利用の際に使われます。
こちらを設定すると、他の設定(GAM, Header Bidding, APS)を置き換えることに注意してください。
Script Type - 提供されたコードがhtml/Javascript形式であるかどうかを定義します。
Minified Script - ロード時間を短縮するために最小化されたバージョンのスクリプトです。
更新されると、「Script URL」フィールドに自動的に入力され、そのリンクはプレビューとして利用可能です。
Ad unit - デマンドを受け付けるAd Unitを定義します。
Response Detection - ユーザー側でコールバックが設定されているかどうか、およびそのタイムアウト時間をmsec単位で定義します。
Fallback - 最初にサポートされている広告サイズを選択し、browsiのリフレッシュとビューアビリティ予測を有効にするかどうかを決定し、次にBiddersを選択して設定する、というこれまでと同じプロセスでフォールバック用のデマンド設定を行うことができます。
各セクションの横に "Fallback "タグが表示され、広告の種類を明確にします。
Browsi 機能(ベーシック)の設定
プレースメントを作成すると、広告タイプごとにBrowsi機能を有効にすることができます。
レイアウトメインページから、広告タイプ名を押し、ドロップダウンメニューから、「Edit Features」を選択します。
Foldとは、ユーザーデバイスの画面の長さのことで、ウェブページの長さを相対的に測定することができます。 ここでは、Browsiが広告を実装し始める/止めるフォールドを設定することができます。
Browsi広告の間に設定する最小距離をピクセル単位で選択します。
ページにエンゲージしたユーザーに対してのみ広告を配信するかどうかを選択します。この機能により、ビューアビリティが向上し、IVTが下がります。ただし、1ページあたりに実装する広告の量が少なくなる可能性があります。
Browsi AIで広告のレイジーロードを可能にし、ビューアビリティを向上させます。
Browsi 機能(アドバンス)の設定
広告レイアウト単位で、Browsiの追加機能を有効にすることができます。
レイアウトのメインページで、下図赤枠部部分のレンチアイコンを押してください。
Analysis Mode - 有効にすると、広告は実装されずにページ上でBrowsiが動作します。この状態では、Browsi AIの改良のためのデータが収集されます。
Ad Placeholder - 有効にすると、枠に対してプレースホルダーが作成され、広告が開いたときや、広告が戻らなかったために枠が閉じたときに、ページがカクつかないようにします。この機能により、CLSを低減し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。
Ad Density Threshold - Ad Densityとはメインコンテンツのうち広告が占める割合を高さで表したものです。有効にすると、設定した閾値に達した後に広告リクエストの送信を停止することで、メインコンテンツを占める広告の割合を制御できます。
Page level targeting - browsiIDは、GAM内のBrowsiプレースメントのパフォーマンスをトラッキングすることができる必須のキー値です。特定のスロットのキーバリューを追加したい場合は、Provider Configuration内のGAMの設定配下で広告タイプごとに行うことができます。